特別対談 CKB横山剣×CKB小野瀬雅生

小野瀬さんが、毎回エントリー商品を食べ尽くす企画『ガチ○○行脚!』にも時々参加していただいている“東洋一のサウンドクリエイター”こと、クレイジーケンバンドの横山剣さんが、ついに登場!
剣さんとは30年以上の付き合いであり、バンドメンバー、そして“ ガチ!グランドマスター”の小野瀬さんとの対談が実現。
商店街の思い出やクレイジーケンバンド(以下、CKB)結成20周年に向けて…。

《剣:横山剣 / 小:小野瀬雅生 / 編:編集部》

商店街の想い出を教えてください。

剣:横浜橋通商店街の《栃木屋》っていう、あの唐揚げ屋の娘さんと知り合いで。差し入れでよくそこの唐揚げもらってたなー。

小:僕は六角橋商店街のある白楽駅近くの病院で生まれたんで。そこんところ辺りがずっと心にあります。妙蓮寺の商店街も小学生の頃にうろうろしてて、駄菓子屋さんがあって。

剣:駄菓子屋さんね。

小:《ごえんや》っつったかな?すごいなんかちょっと無愛想なおばあちゃんがやってて。

剣:無愛想なおばちゃん(笑)。

小:そう、あんまにこやかじゃない、厳しいですよね。

剣:子供に厳しい。駄菓子屋のチョコも結構好きだった、ライスチョコレートっていうあれ大好きでした。「20円これじゃ何も買えないよぉ~」「ライスチョコレートがある!」

小:あ、そう、コマーシャルありましたね(笑)。あの、おばけけむりが好きだったですね

剣:あ~おばけけむり、こうやってやるとけむりが出るやつ、変な臭いがするんだよね。

小:そうそうそう!

剣:あとはやっぱり横浜だったらやっぱり、お父さん関係で米軍とか…。だと思うから、やっぱり中のハーシーのチョコとか?

小:ありました。ジェリービーンズとかいっぱいもらってきましたよ、おやじが。

剣:なんか、おいしくないんだけどグッとくる味っつーか、ギョッとする味のものがね…最初、あの…ルートビア?

小:ルートビア(笑)。

剣:最初びっくりして。

小:ビックリしました。なんの薬が入ってるんだろう、って。

剣:でもクセになっちゃう。ハーシーのチョコレートのアーモンドっていうの、あれいただいた時はもうなんて美味いんだって。

小:そういえば戸塚の駅のところの商店街も今ぜんぜん変っちゃいましたね。

剣:バスセンターからこう行くところの…。

小:はいはいはい。あのあそこ、練習スタジオがあった質屋さん…?

剣:えーと《若泉(わかいずみ)》。

小:若泉!(笑)僕もあそこ使ってました…。

剣:銀蝿(横浜銀蠅)もあそこ使ってたんだよ。

小:あそこでギターの弦を買いました。戸塚に住んでたころ。

剣:あと、元町商店街のあの石川町をずっと行って出口の元町プラザのちょっと手前ぐらいに《デイリークイーン》っていうアイスクリーム屋があって

小:あぁあぁあぁ!

剣:で、チョコを付けたりとかキャラメルをこうやってつけたりとか。

小:はいはいはい、《デイリークイーン》。

剣:ね、おじいちゃんとおばあちゃんが。

小:ありました、ありました

剣:あれ好きだったな

小:伊勢佐木町にあれあリましたよね?森永ラブ。

剣:森永ラブあった!そこでよく…あの白塗りの…

小:メリーさん!

剣:メリーさん!

小:僕、メリーさんの指定席に座っちゃったことがあって。

剣:あぁ~そうなんだ(笑)。

小:席に座って何か食べていたらメリーさんが僕の前に立つんですよ。

剣:えぇ

小:ずっと黙って立っていて「あーどうしよう」と思ったらメリーさんどこかへふと行っちゃって。後で誰かが教えてくれて「あの、そこね、メリーさんの席」だって。悪いことしちゃったなぁ、と。

剣:ん~。メリーさん声がね、聞こえたことあったけど、凄いかわいい声してた。あと《長八》っていうとんかつ屋、長者町8丁目の。

小:あの24時間営業の!はい。

剣:あそこの席にメリーさんがなんか注文してる声がして、かぼそい声で。

小:へ~。確か生まれが岡山の方なんですよねぇ。

剣:あ、(メリーさんの映画の)音楽やったじゃん!

小:えぇ。あの渚ようこさんが歌ってるギターを僕が。あれ、えっと、取り仕切ってたの(コモエスタ)八重樫さん。「できるだけぎこちなく弾いてくださいって」言われて、うーんって(笑)、難しかったです。
剣:えぇ。オレ、なんかコメント頼まれて。

小:はいはいはい。

剣:パンフレット用の。

小:ありましたねぇ。

特別対談 CKB横山剣×CKB小野瀬雅生

『ガチチョコ!』への意気込みを聞かせてください。

小:意気込み…太んないようにしないとねぇ…。ほんとに。

剣:(笑)今、90キロ?

小:今ね97キロ。

剣:あ~!またじゃあ復活!?

小:いやいやいや。あの~、食べてすぐじゃないんですよ。二ヶ月後ぐらいに結果が出るんで。

剣:そうなんだ。

小:そうなんです、えぇ。今、【行脚】が始まる前にちょっと気を付けておかないと。夏頃に「ええっ」と驚いたりしちゃうので。

今回は52店舗ありますが。

小:はい、52店舗。うん。でも~、1回あの76店舗っていうのを経験してるんで(注:ガチ丼!)。あの52店舗だと、30ぐらいやってくると、お!結構きたな!っていう

剣:あ~

小:はい。なんかそういう、なんか錯覚なんですけど

剣:(笑) 長距離ランナー的な!?

小:はい、もうすぐゴールみたいな錯覚に陥って、えぇ。

剣:あのガチチョコ!っていうのは、そういったスイーツのお店なんですか?それともお菓子のチョコなんですか?

編:サンデーみたいなのもありますし、ブラウニーみたいな、チョコレートを使っているものだったら。

小:なるほど、和のお店もあるんですか?

編:中華もあります。

剣:へぇ~、中華屋さんでチョコ!?

小:きたきた!そういうチャレンジメニューが時たまあるんですが、でもOK!OK!大丈夫です。

剣:(笑)。

特別対談 CKB横山剣×CKB小野瀬雅生

今年はCKBの20周年ですが、振り返っていかがですか?

剣・小:20周年…

剣:まぁ、のっさんとやるようになったのは90年からだから。

小:90年ですね…。27年。もうちょっとすれば30年になっちゃいますから。いきなり剣さんと廣石さんとやり始めてもう…ライブが決まっているからすぐバンドに入ってと言われて…。「こんな曲弾いた事がない!」っていうところから…で、その数ヶ月後にはレコーディングにまぜてもらって、ロンドンに行くって言って「え~!」って本当に行って…。

剣:ライブでパリ行くって言って。

小:そう、最初廣石さんに「ロックンロールとかやるんですか?」と訊いたら「いや、そうじゃないんだよ!」って言われて。とりあえず聞いてみて、って聞いてみたら、今までやったことのないソウル、ファンク系の曲がたんまりとあって、そっからですね…。そしてそこから紆余曲折あって、クレイジーケンバンドになって、20周年になりまして。

剣:20周年、ねぇ~。こんな続いたの初めてですね~。

小:あっという間のようで、なんか、でもなんかあんまりこう、僕変な言い方しちゃうんですけど、すごい達成感がまだそんなになくて、あの、なんか、道半ばでまだもっとどんどんやっていけるかな、という、そういう希望がまだいっぱい。

剣:ありますね、まだ、いい意味では伸びしろがあるんじゃないか、みたいな気分ある。

編:ケンさんの中では最終的には「こうだ!」みたいな見えてることはあるんですか?

剣:そうですね~、近いところでの目標的にはあるんですけど、最終的どうなりたいっていうのは、理想としてはブエナビスタソシアルクラブとか…じゃない、ローリングストーンズとビートルズの良いとことった、長持ちってとこがローリングストーンズで、芸術的野心はビートルズみたいな《長持ちするビートルズ》みたいな、そういう感じ。で、個々がメンバーが、バンド単位だけじゃなくて個々がアメーバ状に、っていうのがかっこいいかな。P-Funkとかもそうなんですけど…。そのへんはわりと実際そうなってきてるんで、はい。で、CKBっていう名前で名を連ねた時に、また、そのフィードバックされる、それぞれのソロがフィードバックされて、そういうのは理想って思ったんですけど。そのようにはなってるんで。

小:映画もやりますしね、クレイジーケンバンドの映画(笑)。

剣:あ、そうだ!本当の、ま、映画を舐めた意味じゃなくて、PV作るにはある程度演技必要だったりするんで、そんな気分で長編のPV みたいな、ようは、『漢江ツイスト』とか、『生きる』って曲…、え~色んな曲があるんですけど、それを合間にやるって感じなんですけど。

それでは最後に、今後のライブに向け一言!

剣:まず6月にちょっと恩返しツアーってのがありまして、本当はクロコダイル(原宿のライブハウス)とかやんないといけないんですけど、クアトロっていうところで凄く僕らよくしていただいてたんで、渋谷クアトロ、名古屋クアトロ、大阪クアトロ、広島クアトロ、全部クアトロですね、ツアーして、スタートはまた違った意味でお世話になったベイホールで、はい。そっからスタートするんですけど、新山下からスタート、で、ホールツアーはまた、9月の末から、あそこだ、赤レンガ!

小:えーと、まずは赤レンガを9月2日にやって、えーと、9月の末に福生からまたスタートですね。

剣:そうですね、はい。

小:体調を整えて、えぇ体型も整えて。

剣:100kgだったり…(笑)。

小:いやいやいや、もうちょっとスリム化を図りつつ…。

剣:ツアー行った先は美味いもんがあるから困っちゃうんですよね。

小:あるんですよ、困ってしまいますけれど、ツアーに出る前はちょっと抑えておかないと。でも赤レンガの頃はまだ多分夏の暑さがそのまま残ってると思うんで夏バテ対策もしませんと。

剣:そうですね。

小:色々まだまだ、どんどん展開していけたらいいと思いますけど、メンバーも男性は全員50代に入りましたので。

剣:あちこち痛いとかね、ガタがね。

小:ぼちぼち出てきてるんで、みんなで健康に注意して。

剣:そうですねぇ。

小:はい、どうでしょう?

編:はい、大丈夫です、ありがとうございます!

剣:ありがとうございます(笑)。

小:まとまったようなまとまってないような。

剣・小:(笑)。

  • 横山剣

    1960年横浜生まれ。
    81年にクールスRCのボーカル兼コンポーザーとしてデビューし、97年にクレイジーケンバンドを結成。2017年で結成20周年を迎え、6月には映画「イイネ!イイネ!イイネ!」が公開。さらに9月には赤レンガ野外特設ステージにてアニバーサーリーイベントが行われる。
  • 小野瀬雅生

    1962年11月14日横浜生まれ横浜育ち。
    今年結成20周年を迎えるクレイジーケンバンド(CKB)のリードギタリストで、バンド「小野瀬雅生ショウ(OMS)」のリーダー。通称”のっさん”。CKBでは自作曲も提供し、OMSではよりロックギタリストとしてのパフォーマンスを披露。緩急自在なギタープレイは“ハマのギター大魔神”の異名をとる。横浜DeNAベイスターズの熱烈ファンであり、無類の野球マニア。さらに、高級・B級を問わぬ食べ歩き家でもある。自身のブログ「世界の果てで天丼を喰らうの逆襲」では、横浜のみならず全国のツアー先で出会った「ウマウマウー!」を次々に紹介、ファンからはグルメガイドとしても重宝されている。また、ぐるなび運営のwebグルメメディア「dressing」でコラムを連載中。「ガチ丼!」「ガチカレー!」「ガチめん!~汁もの篇~」「ガチあげ!」では、各エントリー全商品に舌鼓を打った。
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